ガスリーに再びペナルティ、出場停止の危機が高まる「自分が危険な走りをしていたとは思わない」/F1第20戦

 2022年F1メキシコGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーは11位でフィニッシュ、入賞には届かなかった。レース序盤、ガスリーは、ターン4でランス・ストロール(アストンマーティン)をオーバーテイクする際に、ロックアップし、コーナー出口でコースから外れながら前に出た。スチュワードは、ガスリーは「コースを離れてアドバンテージを得た」と判断、5秒のタイムペナルティとペナルティポイント1を科した。

 ガスリーのペナルティポイントは、12カ月間で合計10点に達した。ペナルティポイントが12カ月間で12ポイントに達すると、自動的に1戦出場停止になる。ポイントは12カ月維持され、科されてから12カ月たつと消滅していくが、ガスリーの場合、2023年5月までペナルティポイントの消滅はない。

2022年F1第20戦メキシコGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ)とランス・ストロール(アストンマーティン)

■ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)
決勝=11位
14番グリッド/タイヤ:ミディアム→ソフト

 本当に残念だ。でも14番グリッドからのスタートだと厳しいレースになることは分かっていた。今日は全力を尽くした。もう少しでトップ10圏内でフィニッシュできそうだった。あと1周あればトップ10に入れたと思う。

 メキシコの雰囲気はいつもながら素晴らしかった。でもノーポイントでここを離れなければならないことが残念だ。

(ペナルティポイントについて語り)この12カ月に自分が危険な行為をしてきたとは思わない。セーフティカーとの距離を少し取り過ぎたとか、何度かトラックリミットを超えたとか、そういうことで出場停止になるのだとしたら残念だ。僕たちもスチュワードも、それは厳しすぎるという点で意見が一致している。

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