海上自衛隊が創設70周年を記念し、6日に相模湾で開催する国際観艦式に参加する各国海軍の艦艇が横須賀基地(神奈川県横須賀市)に続々と集まっている。インドネシア、ブルネイ、オーストラリア、シンガポールの哨戒艦や潜水艦に加え、1日午前には韓国の補給艦「昭陽」も到着。海自機へのレーダー照射問題などで悪化した両国関係改善へ向けた意思を示した格好だ。
国際観艦式は創設50周年の2002年以来、20年ぶり。米英、インド、パキスタンなど13カ国19隻が参加予定。コロナ禍で無観客となり、動画投稿サイト「ユーチューブ」で生配信される。
海自はウクライナに侵攻中のロシアを除く西太平洋海軍シンポジウム(WPNS)の参加国を招待。台湾への威嚇や沖縄県・尖閣諸島の領有権を主張し対立が続く中国は参加を見送った。