2度の地震で大きな被害を受け復旧 宮城・白石城で見学を再開

福島県沖で相次いだ地震で大きな被害を受けた、宮城県の白石城の見学が11月1日から再開しました。

白石城で行われたセレモニーでは、白石市の山田裕一市長が見学の再開を宣言しました。

白石城は2021年2月に起きた地震で天守閣の壁にひびが入り復旧工事を行っていましたが、2022年3月の地震で瓦が約50カ所でずれるなど被害が拡大しました。

復旧工事の総事業費は約1億9000万円に上ります。

山田裕一白石市長「見学再開を迎えられて、本当にうれしく思っています。白石城を通して、本市の歴史にも更に触れていただきたい」

コロナ前には年間6万人程度が訪れる観光名所となっていて、見学の再開を心待ちにした人たちが次々と場内に入っていきました。

見学客「長旅をしていて11月1日にここが開くってことで、日にちを合わせてわざわざ来たので、特別な日に来れたなと思います」「シンボルだね。これがあるのとないのでは観光の面でも違うんじゃない。いっぱい来てもらえるように頑張ってほしいね」

開館時間は午前9時から午後4時までで、入館料は大人400円、高校生以下が200円です。

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