「アップサイクル」を体現した新時代のベルギーチョコレート・カボッセを11月20日に限定数量市場導入

2022年11月1日
株式会社巴商事

SDGsの次に来るキーワード「アップサイクル」を体現した新時代のチョコレート ベルギーチョコレート・カボッセを11月20日に限定数量市場導入

株式会社巴商事(本社東京都世田谷区/社長:山田雄史)は、2022年11月20日を期して、ベルギー・ヴァンデンブルック社の新製品「カボッセ」を日本市場に導入致します。

アップサイクルとカボッセについて
アップサイクル(創造的再利用)とは、これまでであれば捨てられる筈だった廃棄物に、新たな視点でアイデアを付与し、別のより高次な価値を持ったモノに生まれ変わらせることを指します。リサイクルが徐々にその価値を減じるのに対し、アップサイクルは新たな価値を創造するという意味に於いて、持続可能な社会を作るうえで、欠かせない概念と言えるでしょう。カボッセは廃棄されてきたカカオフルーツを利用し、最初からアップサイクル商品となる事を志した商品です。

カボッセの所品概要
品名:カボッセ CABOSSE 原産国:ベルギー (ヴァンデンブルック社)
内容量:120g (12粒) 希望小売価格:2,800円(税抜) 賞味期間:12か月間
*本年の輸入は1,000個限定となります。

カボッセはこれまでのチョコレートと何が違うのでしょうか?
カボッセはフランス語でカカオの実そのものを表す言葉です。私たちは誰もがチョコレートはカカオから作られる事を知っています。ところが果肉を含めてカカオの実の9割が廃棄されている事は意外と知られていません。我々の食するチョコレートはカカオ種子を摩砕・発酵させて作られています。カカオの実には食用可能なカカオパルプと呼ばれる果肉が含まれていますが、日持ちがしないため、カカオ種子を取り出したあと、廃棄されてしまいます。

70年以上の歴史を誇るベルギーのショコラティエ・ヴァンデンブルック社はこのカカオパルプに着目しました。なぜなら、カカオパルプが多くの栄養素*注を持つ爽やかな酸味の美味しい果肉であること、廃棄されるカカオパルプを買い取る事で零細農家が殆どの西アフリカ・カカオ農家にとって収入増につながること、大量の廃棄物削減によって大幅なCO₂削減が見込めるからです。カカオパルプを使用すればアップサイクル商品が作れるのではないかと…。そして、カカオパルプをフィリングとして使用したカボッセが誕生しました。
*注:繊維が豊富でカリウムの供給源であるカカオフルーツには、マグネシウム、マンガン、カルシウム、リン、鉄、亜鉛、ビタミンB5、ビタミンD2など、より多くの栄養素とミネラルが含まれています。

サステナビリティは細部に至るまで
カボッセのパッケージは通常はプラスチックが使用される内部トレイに至るまで、石油由来原材料を極力排除しています (シュリンクだけは品質保持の為に使用しています)。また、ヴァンデンブルック社は持続可能なカカオ生産に寄与するサステナブル・チョコレートの認証を受けています。カカオベルトの熱帯雨林を守り、困窮するカカオコミュニティがより大きな収入を獲得でき、少年労働の抑制や女性の地位向上に貢献する事がこの会社の願いです。

2022年度ISMでゴールドメダル受賞!
ドイツのメッセ都市ケルンで毎年開催されている「ISMケルン国際菓子専門見本市」は、世界の菓子業界をリードする国際メッセです。世界中の新製品が集まる見本市で、カボッセは見事にゴールドメダル(第1位)を獲得しました。その審査に於いては製品コンセプト・デザインと同時に、これまでにない食味のプラリネ(中に柔らかい詰め物を入れたチョコレート)とされ、味覚面で高い評価を得ました。詰め物はカカオパルプにカカオバターや生クリームをブレンドしたもの。カカオの実を象ったシェルは定評あるカカオ分の強いベルギーチョコレートです。リッチなカカオの味わいに爽やかな香りと酸味を加えた新たなプラリネを誕生させました。

ヴァンデンブルック社について
1949年にヴァンデンブルック氏によって創立されました。自社でチョコレートの生産を始めたのは1958年からです。近年、ベルギーで最も成長しているSME(特定分野で専門的技術を有する企業)として紹介されています(2014年ガゼレントレンズ誌)。
URL: https://vandenbulcke.com/en/ *なおプチメロについても、本年11月に日本で新発売いたします。

株式会社巴商事について
巴商事は東京都世田谷区奥沢に本社を置く輸入食品(特に菓子)専門商社で、1993年の設立以来、日本の皆様に世界中のお菓子、食品、酒類を提供して参りました。詳しくは下記URLをご参照ください。
UTL: https://www.tomoe-global.jp/