
【ソウル共同】156人が死亡したソウルの繁華街、梨泰院の雑踏事故で、発生の約3時間40分前には現場の危険性を警察に伝える通報があったことが1日、警察が公開した通報記録から分かった。韓国警察庁の尹熙根長官は同日、十分に対応していなかったと不手際を認めて謝罪。警察庁に特別組織を立ち上げ、徹底した捜査を行うと表明した。
事故は10月29日午後10時15分(日本時間同)ごろ発生。通報記録によると、同6時34分の通報は現場の坂道に人々が押し寄せて密集する様子を伝え「誰も(群衆を)統制していない」と訴えた。9時10分には「圧死しそうだ」との通報もあった。