第一建設工業(新潟市中央区)が2023年3月期第2四半期業績を発表、増収減益

第一建設工業

第一建設工業株式会社(新潟市中央区)は1日、2023年3月期第2四半期の決算(非連結)を発表した。

売上高200億7,700万円(前年同期比2.6%増)、営業利益11億5,700万円(同0.8%増)、経常利益12億9,700万円(同16.5%減)、四半期純利益8億8,200万円(同31.2%減)となった。

建設業界は、公共建設投資は底堅く推移しており、民間建設投資は企業収益の改善もあり堅調に推移しているものの、世界経済情勢に伴う原材料価格の高騰などもあり、依然として厳しい状況がつづいている。

建設事業売上高は、前第2四半期累計期間比4億8,800万円増収(2.5%増)の196億5,300万円となった。これは、前事業年度からの繰越工事の進捗に伴う施工高の増加を主な要因としたもの。また、不動産事業売上高は、前第2四半期累計期間比2,800万円増収(7.1%増)の4億2,300万円となった。これは、賃貸用不動産の売上高の増加によるものである。この結果、売上高合計は、前第2四半期累計期間比5億1,600万円増収(2.6%増)の200億7,700万円となった。

利益については、建設事業総利益が、前第2四半期累計期間比2億1,400万円減益(8.2%減)の23億9,300万円となった。これは、完成工事総利益率の低下を主な要因としたもの。また、不動産事業総利益は、1億7,200万円(前年同期は不動産事業総損失4,100万円)。この結果、売上総利益合計は、前第2四半期累計期間比100万円減益(0.1%減)の25億6,500万円となった。

販売費及び一般管理費は、前第2四半期累計期間比1000万円減少(0.7%減)の14億800万円となった。

なお、新型コロナウイルス感染症に伴う影響については、一部の工事案件の中止や延期など、受注状況に影響が出ている

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