池袋駅北口前公衆トイレ「ウイトピア」が完成!色鮮やかなシンボルにリニューアル

池袋駅北口前公衆トイレ「ウイトピア」が2022年10月31日に完成しました。

ウイロードの上にある公衆トイレが、新しい西口のシンボルに生まれ変わりました。

遠くからでも目を引く繊細で色鮮やかな外観は、見ているだけで心が弾みます。

この記事では、池袋駅北口前公衆トイレ「ウイトピア」の外観や特徴、設置場所、昼の様子と夜のライトアップを紹介します。

池袋駅北口前公衆トイレ「ウイトピア」とは

「ウイトピア」は、池袋駅北口前公衆トイレのリニューアル後の名称。

誰もが利用しやすい明るいトイレを目指し、豊島区制90周年記念事業として全面改修工事を行いました。

改修工事は2022年1月から始まり、2022年10月に終了。

ウイロードからのつながりを重視した一体的な装飾を施し、スロープの壁面や手すりも色鮮やかに変身しました。

ウイトピアのデザイン・美装を手掛けるのは、美術作家の植田志保さん。

植田さんは、2019年にウイロードの美装化を手掛けました。

ウイロードはもともと女性の利用者が少なく、女性の歩行者率は23%程度だったとか。

女性が安心して通れるデザインを目指す再生プロジェクトがスタートし、明るくて綺麗で女性に安心で快適な地下通路に生まれ変わりました。

ウイトピアはウイロードとのつながりを大事にし、明るい未来を感じさせるデザインになっています。

ウイロードを通って池袋の過去・現在、そして未来へと続く「希望」のシンボルをイメージしたそうです。

池袋駅北口前公衆トイレをリニューアルした理由

1995年に開設した池袋駅北口公衆トイレ。

27年経ってトイレの老朽化が目立つようになり、暗い・怖い・汚い・女性が入りづらいといった声があったそう。

誰もが利用しやすい明るいトイレを目指し、2022年に豊島区制90周年記念事業として全面改修工事を行うことになりました。

ウイロードのように、公衆トイレも明るく綺麗になったのは嬉しいですね!

ウイトピアを見に行ってきた!

池袋北口(西口 北)のウイトピアを見てきました!

遠目に見ても、特徴的な羽がとても目立っています。ウイロードのスロープの壁画と一体感がありますね。

ただ地下道を通るだけなのに、幻想的な色の世界に引き込まれてなんだかワクワクします。

光に向かっていき、希望を感じるようなイメージで作られた、ウイトピアのオブジェ。

ウイトピアのテーマは「希望を迎えに行く」だそう。

幻想的で繊細な色彩のなかに、力強さや芯の強さを感じさせる描画。

幾重にも重なった複雑な色遣いは、見ていて飽きないです。

淡いグラデーションが美しい、リニューアルした手すり。こんなに綺麗な公共の手すりは見たことがありません。

ウイトピアの向こうは、いつもの池袋北口(西口 北)なので不思議な感じ。

ウイトピアの入口の壁に描かれた絵。

生垣など、細かなところも綺麗に美装されていました。

ウイトピアの「ひかりの羽」に注目

ウイトピアのトイレの上部には「ひかりの羽」と題したオブジェが設置されています。

「ふくろ祭り」のお神輿の上にある鳳凰からインスピレーションを受けたものだそう。

空に向かって飛び立とうとしている羽は、未来への力強い希望を感じさせますね。

「ひかりの羽」は、豊島区の人たちが色とりどりのロープを編んで作成しました。

人々の出会いや絆、街のぬくもり、地域の人々とのつながりへの想いが込められています。

みんなの想いが込められた「ひかりの羽」は、新しい池袋西口(旧 北口)のシンボルになりそうですね。

池袋駅北口前公衆トイレ ウイトピアの中

2022年11月1日現在、残念ながら入口には柵があり、中に入ることはできません。

柵の隙間からのぞいた中の様子を紹介します。

トイレは、女子トイレ・男子トイレ・多目的トイレの3種類。

中央にあるのは多目的トイレ。カラフルに彩色されたドアがとっても綺麗です。

ドアの左には、赤ちゃんを抱っこする人のマークが書いてありました。おむつ替え台があると嬉しいですね。

向かって右側にあるのは、男子トイレ。天井も綺麗に装飾されていて、ウイロードの世界観そのままでとっても幻想的。

左側は女子トイレ。入口の丸いアートのオブジェが素敵。

今回のリニューアルにあたり、照明や便器などすべて新しくしたそう。

早く中に入って公衆トイレとして使ってみたいです。

カラフルで繊細な描画が施された天窓。幻想的な世界が広がり、吸い込まれそうな美しさ。

光が差し込むと、いろいろな絵柄の影を楽しむことができるそう。

天窓はもともとあったもので、トイレのチャームポイントだと思い、最大限活かして制作したそうです。

天窓は全部で3つ。トイレの中の天窓もどのような感じなのか、楽しみですね。

夜のウイトピアはライトアップが綺麗

ウイトピアは夜はライトアップし、ウイロードを優しい光で照らしてくれます。

昼も綺麗だけど、夜はまた違った雰囲気が楽しめます。

びっくりするくらい幻想的で雰囲気ありますね。ここが北口なことを忘れてしまいそうです。

とくに「ひかりの羽」が輝いていて、ライトアップで模様の繊細さや美しさが際立っています。

子供から大人までたくさんの人の手で編まれたものだと思うと、感慨深いですね。

トイレの中の天窓。こちらも昼間とはガラリと雰囲気が変わります。

昼と夜で二度楽しめるウイトピア。ぜひライトアップも見てみてください。

ウイトピアのトイレに入れるのはいつ?

2022年10月31日に完成記念祝賀会が行われたウイトピア。

残念ながら、2022年11月1日現在は入り口が柵で覆われ、中に入ることができません。

豊島区に問い合わせたところ、まだ具体的な一般開放日は未定だとか。

2022年11月中には一般開放予定とのことです。(予定は変更になる場合があります)

池袋駅北口前公衆トイレ ウイトピアの場所・アクセス

  • 【利用時間】未定
  • 【住所】東京都豊島区西池袋1丁目28-7 地図はこちら
  • 【アクセス】池袋駅 西口(北)/20a出口/20b出口 目の前

ウイトピアが西口の新しいシンボルに

見ていて飽きない、引き込まれる魅力と美しさにあふれたウイトピア。

通りすがりのご年配のご夫婦がウイトピアを見て、「あら素敵になっちゃって」「綺麗ねー」と眺めていた姿が印象的でした。

昔から池袋北口を知る人が見たら、あまりの綺麗さにびっくりしてしまいそうですね。

ウイロードとウイトピアで、がらりと雰囲気が変わりつつある池袋北口(西口 北)エリア。

北口を色鮮やかに彩るウイトピアの誕生が、池袋のイメージアップに繋がると良いですね。

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