11月1日、「FIFAワールドカップカタール2022」を戦う日本代表26人が発表され、静岡県勢からは清水エスパルスの権田修一選手(33)、浜松市出身で現在ドイツでプレーする伊藤洋輝選手(23)が選ばれました。
<清水エスパルス 権田修一選手>
「自分の中ではW杯はエスパルスに入った一番の目的。清水エスパルスの一員として日本代表に選ばれたのはよかった」
ワールドカップでプレーすることを目標に、2021年、海外クラブから出場機会を求めて、エスパルスに加入した権田選手。2大会ぶりにワールドカップメンバーに選ばれるのは、権田選手が史上初めてです。会見では、静岡への想いも口にしました。
<清水エスパルス 権田修一選手>
「エスパルスという文字を世界中に発信できることはうれしいこと。(サポーターには)自分が応援しているクラブの選手が世界のトップオブトップでプレーすることに誇りを持ってほしいので、静岡から毎大会W杯の選手が選出されることは大事。(本番では)ベスト16の壁を超える。GKなのでなんとしてもゴールを守る姿をW杯でも見てほしい」
もう1人は、浜松市出身の伊藤選手。静岡県内出身者として唯一の代表選出です。身長188cm、センターバックと左サイドバック、複数のポジションをこなせます。
5年前、ジュビロ磐田U—18時代の伊藤選手に自らが持つ能力を自己分析してもらうと…
<伊藤洋輝選手>
Q.もっと大きいグラフでもいいのでは?
「まだ世界の選手より足りていないところがたくさんある」
この時から、常に意識は、世界へと向いていました。ユース時代の恩師も。
<ジュビロ磐田 育成部 世登泰二ヘッドオブコーチング>
「(当時から)とにかく負けず嫌いなところと勝つためだったら与えられたポジション、どこでも自分は力出しますっていうメンタルを持っていました。誇りと魂を持ってピッチに立ってほしい」
後輩もエールを送ります。
<ジュビロ磐田 U—18 後藤啓介選手>
「自分にとって夢の舞台なので普通に凄いなと思いましたし、自分も目指さなきゃいけないなという気持ちによりなった」
<安光マリオさん>
「よしっ!」
伊藤選手の選出に力強くガッツポーズしたのは安光マリオさん。3歳から小学4年まで伊藤選手にフットサルを教えた師匠です。
<安光マリオさん>
「小さなころから『プロになりたい』と練習は午後6時から始まるが、午後4時半から来ていた。私は洋輝に対して自信を持っているから楽しくよい思い出を作るよう頑張ってほしい」
2人の“県勢”が静岡から世界に羽ばたきます。