ストフェル・バンドーン、アストンマーティンF1のテスト兼リザーブドライバーに就任

 11月1日、アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラワン・チームは、ストフェル・バンドーンが加入しテスト兼リザーブドライバーに就任したことを発表した。

 ベルギー出身のバンドーンは、2015年にGP2(現在のFIA F2)11勝を挙げてタイトルを獲得し、翌2016年には全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦しつつ、マクラーレンF1のリザーブドライバーを務めた。第2戦バーレーンGPでは開幕戦で負傷したフェルナンド・アロンソの代役としてF1にデビューし、その後はシートを得て2018年までに41レースに出場した。

 また2018/19年シーズンからフォーミュラEに参戦し、2019/20年シーズンにメルセデスのワークスチームに移籍。そして2021/22年シーズンはチャンピオンに輝いた。

2021/2022年フォーミュラEシーズン8王者に輝いたストフェル・バンドーン(メルセデスEQフォーミュラEチーム)

 アストンマーティンは今年、ドライバー育成プログラムを創設し、F2王者であるフェリペ・ドルゴヴィッチが加入した。ドルゴヴィッチはリザーブドライバーも務めることになっており、バンドーンはドルゴヴィッチとともに役目を果たしていくことになる。

 アストンマーティンへの加入が決まったバンドーンは、次のようにコメントした。

「F1でリザーブドライバーの役割を果たすことは、信じられないほどにエキサイティングなことだ。アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラワン・チームでそれができることを嬉しく思っている」

「チームがどのように成長し、拡大してきたのかを非常に興味深く見てきた。そしてあらゆる分野で進歩しようとする強い意志を持っていることも知っている」

「F1でのレースキャリアにおいてすでに知っているフェルナンド(・アロンソ)とランス(・ストロール)に加わって来年のマシンの開発と改良を助けることは、素晴らしい仕事になるだろう。シルバーストーンでチーム全体と一緒に働くという挑戦と報酬を本当に楽しみにしている」

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