戦国大名毛利氏、実は神奈川・厚木が発祥地 山口出身の男性がまちおこし

毛利氏に関する資料を集め「毛利氏発祥の地・厚木」によるまちおこしを提案する藤井尊弘さん=厚木市栄町の自宅

 江戸時代の毛利氏の領国・山口県出身で厚木市内に住む会社員藤井尊弘さん(56)が、「毛利氏発祥の地・厚木」に注目しまちおこしにつなげようと「厚木毛利氏プロジェクト」と題した取り組みを進めている。10月に毛利氏の講座を開催したところ想定以上の申し込みがあり、11月に追加開催を予定。手応えを感じた藤井さんは「小田急線本厚木駅前に毛利氏のモニュメントを設置するなど、毛利氏をイメージしたまちづくりにつながれば」と夢を描く。

 毛利氏は、鎌倉幕府の政所(まんどころ)の初代別当などを務めた大江広元が、相模国毛利庄(現在の厚木市)を領地として与えられ、広元の四男の季光(すえみつ)が「毛利」を名乗ったのが始まりとされる。

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