瀬戸内海のごみ削減 まず旭川から 27日、岡山 清掃活動参加者募る

 川ごみを回収して海を守ろう―。山陽新聞社は、瀬戸内海の海ごみ削減を目指す吉備の環(わ)アクション「里海 未来へ」の第1弾として27日、岡山市中区平井地先の旭川河川敷で清掃活動を行う。21日まで小学生以上の参加者を募っている。

 岡山、広島、香川、愛媛の4県と日本財団(東京)でつくる瀬戸内オーシャンズX推進協議会によると、瀬戸内海の海ごみの7割近くは、陸域から河川や用水路を通って流入したもので、近年はプラスチックごみが微細化したマイクロプラスチックの悪影響が指摘されている。清掃活動のテーマは「海ごみストップ! 旭川から考えよう」。川ごみの現状を知り、陸域からごみを出さない機運の醸成を図る。

 当日は午前9時半、旭川大橋東詰め付近の旭川平井第2緑地に集合してスタート。川岸約400メートル区間に漂着したペットボトルなどのごみを回収した後、分別し計量する。同11時45分に解散する。

 瀬戸内海の環境保全に取り組むNPO法人グリーンパートナーおかやま(同市)と共催。同協議会の助成を受けて実施する。

 定員は先着100人。希望者は氏名(ふりがな)、住所、メールアドレス、当日連絡がつく電話番号、小中高生は学校名・学年を明記してファクス(086―803―8108)か、専用URL(https://c.sanyonews.jp/seisou)から申し込む。問い合わせは、吉備の環プロジェクト推進本部(086―803―8091)。

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