サッカーW杯日本代表発表 森保監督、吉田主将に地元長崎からエール

吉田選手が3大会連続でW杯日本代表に選ばれ、喜ぶ後援会のメンバーら=長崎市、レッケル

 1日に発表されたサッカーのワールドカップ(W杯)日本代表26人。チームの主将、DFの要として長崎市出身の吉田麻也選手(34)=シャルケ=が3大会連続で選出された。森保一監督(54)も同市出身。地元関係者は喜びに沸き、大舞台へ立つ2人にエールを送った。
 同日午後2時、吉田選手の後援会事務局となっている同市松が枝町の飲食店「レッケル」。会長の横田祐治さん(64)ら後援会メンバーがテレビで発表の様子を見守っていた。5人目に「吉田」と名前を呼ばれると歓声が上がり、同時に安堵(あんど)の表情を見せた。
 横田さんは「監督と主将が長崎市出身なので、大いに盛り上げたい。初戦を無失点で終えてほしい」と笑顔。後援会事務局長の松島伸一さん(56)は今年6月に吉田選手が帰郷した際、いつまで現役でいるのかと尋ねると「情熱がある限りサッカーは続ける」と答えたという。松島さんは「(16強の)前回W杯や(4位だった)東京五輪の悔しさを晴らしてきてほしい。カタールに聞こえるくらい応援したい」と思いを込めた。
 森保監督の長崎日大高時代の恩師で、現在はサッカースクール長崎FC(諫早市)代表の下田規貴さん(75)はカタールで応援する予定だったが、身内の不幸で断念。現地に行けない事をわびたという。「厳しい組み合わせだが、みんなの気持ちをまとめて、どうにか1次リーグは突破してほしい」と期待していた。


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