私たちは、常識が変わっていくのを目の当たりにしているのだ

福岡でいちばん企画書を書いてきたプランナー・中村修治さんが読者のお悩みにオモシロオカシク答えてくれます。「あー、あるある」「そっか、もうそんな感じでいっか」などなど、生きにくい日々をライトに潜り抜けるためのヒントになったりならなかったり!?ぜひ肩の力を抜いてお楽しみください!

相談者>>>>>>>>

自分で言うのはおかしいですが、バリキャリと呼ばれている40代女性です。
仕事をしていて、女性だから得をすることもありますが、その倍くらい、女性だからという理由で嫌な想いをすることがあります。
性別で態度を変える人生の先輩方が退場されるまで、まだ時間がかかります。
これまでもなんとかやってきたのできっとこれからも大丈夫ではありますが、こんな私にひとことお願いします!

<<<<<<<<ワタシの回答

“性別”以上の差別は何かな!?

×ンタマがついてるでしょ!?
女の子は守らなきゃダメでしょ!?
男の子は泣いちゃダメ!?
男は稼いで、家族を養ってナンボ!?

昭和に“男の子”として育てられた先輩方は、一様にこんな風に育てられました。
これがフツーでした。
このフツーが変わってきたのですから、
10~20年後には、必ずこの社会は変っていますよ。安心してください。
先輩方が一掃される頃には、社会のOSがキレイに変わっているはずです。

そう考えると、この時代は、面白い!!
いろんなフツーが入り乱れている。
常識が変わっていくのを目の当たりにしているのですから。

人類が繁栄して来た根本に「性別」はあります。この単純な分類を意識し、コミュニティをつくらなかったら、人類は、ここまで発展してこなかったはずです。ちゅうことは、この根底が崩れようとしているのが現代ということでもあります。

きっと「男女の性別」以上の分類を定義しようと、種の存続のために遺伝子が動き出しているのだと思いますよ。人間は、なんか分類して、差別までしないと納得して生きられないように出来ていて、それを是正する動きが社会の新しい規範になっていくということを繰り返すのですよ。

だからね、大きな社会実験の中を生きていると思いましょうよ。
決して悪い方には、動いていない。
合理的な方に動いているはずだから。
これまでなんとかやってきたのだから、これからも大丈夫です。
性別で態度を変える諸先輩方は、そのうち、きっと駆逐されます。
安心してください。

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