さまざまなものが値上がりしていますが、ちょっと珍しい値上がりの仕方をしているのが車です。
なんと新車より中古車の方が価格が高いケースが起きているというんです。いったいなぜ?
福山市内の自動車販売店の店先に並ぶ新車や中古車。いまクルマをめぐってかなり変わった状況が起きているといいます!
スズキアリーナ福山中央 塚本崇義社長「新車をお求めいただいたお客様に納期が非常に時間がかかっておりまして」
世界的な半導体不足や円安・世界情勢などに見舞われているなか、新車を注文しても届くまでに長期間かかるというんです。
こちらスズキの「ジムニーシエラ」は特に人気で、納車まで最大で2年かかることもあるといいます。
新車が届かないならば中古車!と、思いますが、そこにも新たなハードルが…
スズキアリーナ福山中央 塚本崇義社長「新車が納車できない関係で、すぐに乗りたいというお客様のために中古車を準備するんですけども、非常に価格が高騰しております」
新車購入がスムーズにいかない状況で中古車に人気が集中。
納車まで2年待ちにもなるジムニーシエラでは30万円から50万円ほど中古車のほうが高いという逆転現象が。
買い替えが止まっているため買い替え時の下取りも減り、中古車市場にまわる車も減っています。
特に軽自動車の価格が上がっていて、低価格で取引されていた車種などでは2倍になることもあるそう!
スズキアリーナ福山中央 塚本崇義社長「時間がかかっているところはまずお伝えして、早め早めにお乗り換えをしていたくようにおすすめをさせていただいております」
販売店も企業努力が欠かせません。
こちらのお店では乗り換え需要のため車が納車されるまでの間代車を貸し出していて、多いときは42台を貸し出したことも。
新車よりも中古車が高いという状況。しばらくはこの状況は続きそうです。