日本航空の国内線ファーストクラスが10月30日から広島ー羽田線で導入されました。最上級のおもてなしと、広島線導入の狙いとは?
広島の空に初めて登場した「JALファーストクラス」
最上級の空の旅ではどのようなサービスが用意されているのか記者が体験してきました。
「お席が本日ファーストクラス1のK窓側でのご用意でございます」特別な時間は出発前から始まります。
まずは優先的に案内してもらいチェックイン。
尋木 萌記者「搭乗前はこちらのラウンジで過ごすことができるということです」
和の素材を取り入れた洗練されたデザインに、広々としたテーブルやソファを備えた「サクララウンジ」。
ソフトドリンクやビール、おつまみなどが用意されています。
羽田空港では最上級の「ダイヤモンド・プレミアラウンジ」で軽食も楽しむことができます。
これまでは羽田から伊丹、那覇など利用者が多い空港を結ぶ路線で導入されていたファーストクラス。なぜ、広島で導入することになったのでしょうか。
日本航空 広島支店 門屋 秀臣支店長「時代の変化もあり以前のような団体旅行から個人旅行主体に変わりつつあります。また来年G7を控えて広島が内外から広く注目をされている中で航空会社としてもより高品質なサービスの提供が必要だと(判断した)」
搭乗アナウンス「日本航空より優先搭乗のご案内をいたします」
尋木記者「ファーストクラスは優先的に搭乗できるということで特別感がありますね」
いよいよ機内へ!ファーストクラスは前方に5つの席がレイアウトされています。
尋木記者「身体が包まれるような最高の座り心地です。隣の席との間隔もすごく広くてゆったりとくつろげます」
高級感のある本革のシートにリクライニングやフットレストを装備しています。
そして、お楽しみは出発時間に合わせて提供される機内食。
尋木記者「前菜にメインにデザートまでついてきて、まるでレストランに来たみたいです。高知の牛を使ったローストビーフということなんですが、すごく柔らかくておいしいです」
日本航空 客室サービスグループ 伊藤 綾香さん「(夕食は)日本各地の評判のシェフにご監修いただき従来の枠組みにとらわれない新鮮さとこだわりが詰まった機内食を提供しています」
行きと帰りで違うメニューが提供され、朝食と昼食は和と洋から選ぶことができます。
日本航空 広島支店 門屋 秀臣支店長「レジャー、帰省のお客さま、もしくは記念の旅行だという方々にもぜひ幅広くご利用いただければと思います」
取材をした導入初日はほぼ満席だったということです。
日にちや時間帯によって料金は変わりますが、普通席の料金「プラス1万円」くらいでファーストクラスに乗れます。
また羽田空港から乗る時は、専用のチェックインカウンターや保安検査場もあり、より特別感を味わえます。