スカイマーク、再上場を申請 旅行回復で経営環境好転

スカイマークの洞駿社長

 中堅航空会社のスカイマークが東京証券取引所に株式の再上場を申請したことが2日、分かった。新型コロナウイルス禍で業績が悪化し、2020年4月に申請を取り下げていたが、国内の旅行客の回復など経営環境が好転したためとみられる。調達した資金は傷んだ財務基盤の手当てなどへの活用が想定される。

 22年3月期決算(単体)は純損益が67億円の赤字で、赤字幅は前期の163億円から縮小。足元では全国旅行支援で旅行者の往来が活発化しており、さらなる改善が期待できる状況となっている。

 スカイマークは15年に経営破綻し、上場廃止となった。

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