新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で2日、新たに4人の死亡と、0~90歳以上の3639人の感染が確認された。1日当たりの新規感染者数が3千人を超えたのは2日連続。
川崎市は90代女性の死亡を発表。グループホームに入居中に発熱などの症状を訴え、10月24日に感染が判明。同26日に死亡した。横須賀市は60代女性=横浜市在住=の死亡を発表。30日に死亡しその後、横須賀市内の医療機関で陽性が判明した。
相模原市は80代男性の死亡を発表。10月24日に陽性が判明し同31日死亡した。
県は小田原市の90代女性の死亡を発表。クラスター(感染者集団)が発生した高齢者福祉施設の入所者で10月24日に陽性が判明、31日に死亡した。
新規受付を終了した自主療養の累計は6人増え、20万9751人になった。
また、県は全数把握を簡略化する9月25日以前に陽性診断され、発生届の提出が遅れた件数が334人分あったと明らかにした。集計方法が変わったため、累計感染者数に含まれない。
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県は2日、オミクロン株の派生型「BQ・1.1系統」が県内で初めて確認されたと発表した。10月に検査をした1人で、年代や性別などは発生届の提出対象外のため不明という。
同系統は欧米を中心に報告されている。国内では東京都内でも確認されているが、感染性や重症度については詳しくは分かっていない。