北朝鮮がミサイル3発目を発射か 防衛省、1発目について日本上空通過せずと修正

 防衛省は11月3日、北朝鮮からミサイルの可能性があるものが発射されたもようと発表した。これを受け、政府は全国瞬時警報システム(Jアラート)で、宮城県、山形県、新潟県を対象に、建物の中や地下に避難するよう呼びかけた。政府は同日午前8時、Jアラートで、北朝鮮のミサイルが日本の上空を太平洋へ通過したとみられると速報した。韓国の聯合ニュースによると、北朝鮮が発射したミサイルは中長距離以上の弾道ミサイルと推定されると報じた。政府によると、北朝鮮から発射された弾道ミサイルの可能性があるものは、既に落下したとみられる。

 防衛省は同日、北朝鮮が発射したミサイルは実際には日本の上空を通過していないことが判明したと発表した。また、日本政府は弾道ミサイルの可能性があるものが続けて発射されたと発表。北朝鮮のミサイルは同日午前に計3発発射されたとみられる。

 JR東日本によると、北朝鮮からミサイルが発射されたとみられることを受け、東北新幹線の小山―盛岡、上越新幹線の高崎―新潟、北陸新幹線の飯山―上越妙高の間で運転を一時見合わせた。午前8時5分ごろ、再開した。

11月3日 ミサイル発射のタイムライン

午前7時50分受信のJアラート 「ミサイル発射。ミサイル発射。北朝鮮からミサイルが発射されたものとみられます。建物の中、又は地下に避難して下さい。対象地域:宮城県、山形県、新潟県」

⇒10月にも北朝鮮が弾道ミサイル発射、日本上空を通過

午前8時00分受信のJアラート 「ミサイル通過。ミサイル通過。先程のミサイルは、7時48分頃、太平洋へ通過したものとみられます。不審な物を発見した場合には、決して近寄らず、直ちに警察や消防などに連絡して下さい。対象地域:宮城県、山形県、新潟県」

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