東京芸術座「12人の怒れる男たち」 "法廷もの"の名作が山口市で上演

 東京芸術座による演劇「12人の怒れる男たち」が、11月20日(日)午後2時から3時45分まで、山口市民会館(山口市中央2)で上演される。こどもステーション山口の主催。

 この作品は、1954年にアメリカで放映された60分のテレビドラマ「12人の怒れる男」がルーツ。1957年には映画化もされ、同年のベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞するなど高い評価を得た。舞台化されたのは、ドラマ放映の翌年で、以後世界中で"法廷もの"の名作として上演され続けている。

 父親殺しの罪で裁判にかけられていたスラム街に暮らす少年の審理が終わり、12人の陪審員は評決のため陪審員室に集まった。全員一致の評決でないと判決は下らない。ほぼ全員が有罪を確信していたが、陪審員8号が「せめて1時間の話し合いを」と提案したことから議論が始まり、お互いの名前も知らぬまま、皆ぶつかり合うことに…。

▲陪審員室だけで物語は進む

 東京芸術座による同舞台は、約20年前に、今回同様こどもステーション山口が上演した。その時には「これまで見た演劇の中で最も感動した」など、高く評価する声が多く寄せられたという。

 前売り券(全席自由)は、一般3500円、小学生から25歳まで2500円で、同館、山口井筒屋、YCAM、C・S赤れんがなどで購入できる。当日券は各500円高。未就学児は入場不可で、託児サービス(1人目700円、2人目以降500円)希望者は、11月11日(金)までに同法人(TEL083-925-1486)に申し込むこと。

© 株式会社サンデー山口