11月なかば 西日本中心に暖気に覆われやすい時期も 気象庁1か月予報

 

 気象庁は3日(木)、向こう1か月(11/5~12/4)の天候の見通しを発表した。暖かい空気に覆われやすい時期があるため、向こう1か月の気温は西日本で平年並みか高い見込み。特に、東・西日本は2週目(11/12~11/18)に気温がかなり高くなる所がありそうだ。向こう1か月の降水量と日照時間は、全国的にほぼ平年並みの予想となっている。

 1週目(11/5~11/11) 高気圧に覆われやすく、太平洋側は平年に比べて晴れの日が多い見込み。一方、沖縄・奄美は気圧の谷や湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べ曇りや雨の日が多い見通し。

 

  2週目(11/12~11/18) 東・西日本、沖縄・奄美は暖かい空気に覆われやすく、高温傾向が見込まれる。沖縄・奄美は、1週目とは対照的に、気圧の谷や湿った空気の影響を受けにくく、平年に比べて曇りや雨の日が少なくなりそうだ。

  3~4週目(11/19~12/2) 気温や天候は、全国的にほぼ平年並みが予想される。

高温に関する情報

  東海・近畿・中国・四国・九州北部(山口県を含む)の気温は、11月7日(月)前後まで平年並みか、平年より低い日もあるが、その後は暖かい空気に覆われやすいため高い日が多い見込み。特に、11日(金)ごろからの5日間ほどは平年よりかなり高くなる可能性がある。

このため、気象庁はこれらの地方に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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