唐津くんち、16万人見物 勇壮な曳山、市街地駆ける

「唐津くんち」で巡行する「赤獅子」の曳山=3日午前、佐賀県唐津市

 佐賀県唐津市の唐津神社の秋祭りで、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産「唐津くんち」が3日、最大の見せ場「御旅所神幸」を迎えた。新型コロナウイルス禍に伴う規模縮小などを経て3年ぶりの通常開催で、祭りを取り仕切る「唐津曳山取締会」によると16万人が見物。タイや獅子などをかたどった勇壮な曳山が市街地を駆け巡った。

 さわやかな秋空の下、33年ぶりに総塗り替えをした「赤獅子」の曳山が笛のおはやしとともに神社前を出発。市街地に続く角に差しかかると「エンヤ」というかけ声に太鼓の音が加わり、勢いよく急カーブ。タイやかぶとなどを含め計14台が巡行した。

「唐津くんち」で市街地を駆け巡る曳山=3日午前、佐賀県唐津市

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