秋の叙勲 宮城県内から107人受章 県野球協会会長内海利彦さんも

秋の叙勲の受章者が発表され、宮城県内では107人が選ばれました。

叙勲には社会の様々な分野で顕著な功績を収めた人に贈られる旭日章と、国や地方公共団体の公務に長く従事してきた人に贈られる瑞宝章があります。

このうち県野球協会会長を務める内海利彦さん(70)はスポーツ振興の分野で功績が認められ旭日双光章を受章しました。

内海利彦さん「社会人まで野球やらせてもらえて監督もやらせてもらって、野球を通じて諸先輩方がバックアップをしてくれたおかげだと思ってますから、恩返しのつもりでやってます」

内海さんは国鉄時代の仙台鉄道管理局野球部で選手と監督を経験し、民営化後もJR東日本東北野球部で監督を務めました。

その後は東北野球連盟役員などを務めたほか、東日本大震災以降は子どもを対象に野球教室を開催するなど野球を通じた復興にも取り組んできました。

内海利彦さん「子供達が野球できない状況とかあるじゃないですか。自分がやってもらった分みんなにお返しがしたいなと思っています」

県内の旭日章の受章者は19人で、内閣府食品安全委員会委員長を務めた佐藤洋さん(73)が旭日中綬章を受章しました。

また瑞宝章は88人で、いずれも東北大学名誉教授の太田照和さん(80)、丹治順さん(81)、米山親能さん(78)と、元いわき市立総合磐城共立病院長の樋渡信夫さん(73)が瑞宝中綬章を受章しました。

天皇陛下への拝謁は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため実施されません。

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