
【ソウル共同】156人が死亡したソウルの繁華街・梨泰院の雑踏事故で、雑踏警備などを専門とする警察の機動隊が事故当日に20人しか配置されていなかったことが4日、韓国政府への取材で分かった。都心のデモや集会には計約4千人の機動隊を動員していた。配置の偏りに批判が高まっている。
SBSテレビによると、文在寅前政権下の昨年のハロウィーンでは、警察は約180人の機動隊を梨泰院に動員。今年の警察の対応を前政権と比較し、現在の尹錫悦政権を非難する声も一部で出始めている。
事故1週間前の週末、ソウルでは尹大統領の退陣要求と、文前大統領らの逮捕主張のデモが大規模にあった。