元プロ野球選手が手ほどき ボール遊びの楽しさ親子で学ぶ 那須塩原

ティーを使った打撃練習をサポートする澤井さん(左)

 【那須塩原】元プロ野球選手が野球未経験の子どもにボール遊びを手ほどきするイベント「キッズ・ボールパーク」(県野球連盟など主催)が3日、上厚崎の石川スポーツグラウンドくろいそ体育館で開かれ、子どもたちが楽しみながら投げ方や打ち方のこつを学んだ。

 野球やソフトボールの底辺拡大が目的で、県内では初開催。未就学児と保護者35組、約70人が参加した。

 講師を務めたのはロッテ、米大リーグのインディアンス(現ガーディアンズ)などで抑え投手として活躍した小林雅英(こばやしまさひで)さん(48)と元ロッテ内野手の澤井良輔(さわいりょうすけ)さん(44)。子どもたちは直径約10センチの柔らかなボールとスポンジ付きのバットを使い、空中に投げたボールのキャッチングやティー打撃に挑戦し、仕上げに攻撃側と守備側に分かれて簡単なゲームを楽しんだ。

 子ども2人と参加した大田原市紫塚3丁目、公務員藤田祐樹(ふじたゆうき)さん(28)は「家でも子どもとボール遊びをするが、これだけ思い切り体を動かしたのは久しぶりだと思う」と笑顔。長男旺汰(おうた)ちゃん(5)は「ボールを打つのが気持ち良かった」と話していた。

ティーを使った打撃練習をサポートする澤井さん(左)
ティーを使った打撃練習をサポートする澤井さん(手前左)

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