【佐野】葛生南小で2日、建設業に関する体験学習が行われ、全児童44人が重機の操作などを体験した。
キャリア教育の一環で県建設業協会安蘇支部が主催した。同校は葛生義務教育学校への統合のため本年度いっぱいで閉校となる。体験学習は閉校記念行事として行われた。
掘削作業に使うバックホーなど4台の重機が校庭に並んだ。児童たちは同協会職員から説明を受け、重機に乗って砂場を掘ったり、タイヤを持ち上げて指定の場所に置いたりする作業を体験した。
地上約17メートルでの作業ができる高所作業車にも乗った。児童は「高い」「街が全部見える」と興奮した様子。富士山が遠くに見えると、「ヤッホー」と叫ぶ場面もあった。
5年丸山伊々南(まるやまいいな)さん(10)は「タイヤを持ち上げる作業がうまくできて楽しかった」、高所作業車に乗った同飯塚龍斗(いいづかりゅうと)君(11)は「たくさんの景色が見えたけど、ちょっと怖かった」と話した。