政治家を目指した理由は石原慎太郎都知事 日本維新の会多摩市議会議員 藤條たかゆきさんインタビュー(PR)

幼少時代から東京都多摩市で育ち、2015年より多摩市議として活動。現在は2期目を務める藤條(とうじょう)たかゆき氏。石原慎太郎元東京都知事に憧れて政治家を目指されたのですが、政治家を目指すきっかけとなった政策で大きな変化を実感します。どんな変化を実感し、だからこそこれまでどんなことを行ってきたのか。市議だからこそ、何を成し遂げたいのか?ご本人に伺いました。

弱い立場の人、困っている人のために使ってこそ「政治の力」は生きる

選挙ドットコム編集部(以下、編集部):

政治家を目指した理由を教えてください

藤條たかゆき氏(以下、藤條氏):

私が政治家を目指したのは元東京都知事の石原慎太郎さんがきっかけです。石原さんが行った政策の一つに、ディーゼル車の排出ガス規制があります。

私は当時、高校まで自転車で通学していました。しかし、高校が高速道路のインターチェンジのすぐそばにあり、交通量の多い道路を通らざるをえませんでした。

毎日、黒煙をあげながら走るディーゼル車を横目に通学していたのですが、次第に体調を崩すようになりました。アレルギー体質になったり花粉症を発症したりと、顕著な健康被害が出ていたんです。

このタイミングで石原さんが、ディーゼル車の排出ガス規制を、批判を受けながらも実施しました。すると、排気ガスの規制によって私自身の体調が劇的に回復したんです。当時、私自身は「本当に助かった!」と思いました。

この時に政治の力をまざまざと感じたんです。政治の力は、当時の私のような「弱い立場の人」のために使えるんじゃないか。そして、人のために使うことこそが本来の役目なんじゃないか、と強く胸に刻まれました。

編集部:

石原慎太郎氏とお会いしたことはあるのですか?

藤條氏:

私は10年前、政治家の育成を掲げている維新政治塾に1期生として参加し、政治の世界へ飛び込みました。その開校式で石原慎太郎さんにご登壇いただき、憧れの石原さんの政治についての想いをあらためて伺ったことで、「自分もその一助になりたい!」という想いがさらに強くなりました。

放置自転車対策に長年注力し、念願だった撤去費用の抑制を実現

編集部:

なぜ市議会議員を目指されたのですか?

藤條氏:

私が市議会議員を目指したのは、「育ててもらった恩返しがしたい」という想いからです。市議会議員は、住民の皆さんにとって身近な存在、暮らしに一番近くで寄り添える存在じゃないか。と感じています。

地元の方々のために何かできないか。そういう想いがあるからこそ、都政でも国政でもなく、市議会で政治をしたいと思ってチャレンジしました。

編集部:

これまで市議会議員として力を入れてきたことはなんですか?

藤條氏:

私が特に力を入れてきたのが、非効率的な放置自転車対策事業の改善です。例えば令和2年度の撤去自転車数は859台ですが、多摩市では撤去・返還に5,000万円以上の委託費がかかっています。これは他の自治体と比べても高すぎます。この件に関しては毎年、決算審査等でも質して参りました。

今年度(令和3年度)になってようやく、撤去日時の変更などで人件費を削減。昨年よりも多い撤去台数である994台にもかかわらず、委託費を3,100万円に抑えることができました。

ただ正直に申し上げれば、3,100万円でもまだ高いと思います。というのも私は以前、地元の団地管理組合長より放置自転車の撤去の相談を何度もいただいております。

その際に具体的に下記の手順で放置自転車の撤去を行いました。

1. 団地の掲示板に張り紙をして
2. 不要な自転車を一画に集め
3. 防犯登録のチェックを駐在さんにお願いし
4. 民間の自転車引取り業者に引き取っていただく

多摩市では、不要な自転車を粗大ゴミに出す際には、600円のシールを貼る必要があります。住民の方も粗大ゴミシールを買う手間や費用が省けるということもあり、積極的に協力していただけました。

このように、現場には「撤去」のニーズがあります。そのため、工夫次第でもっと費用を削減できるのではないか、と考えています。自転車への対処だけではなく他の事業においても、どうすれば納めていただいた税金をしっかりと1円の無駄なく有効に使えるのか、議員の立場で今後も精査を続けます。

子どもの事故の予防、そして移動貧困社会からの脱却を成し遂げたい

編集部:

この先、どんな政策を実施したいですか?

藤條氏:

私は今、東京維新の会の政調会長という政策を立案する立場でもあります。

今もっとも力を入れているのは、「子どもの事故予防」です。この課題に対しては維新の会だけではなく、党を越えて解決策を模索しています。というのも、一人では解決できないことも、有志で集まることで解決できるのではないか?と思っているからです。

先日、園バスの子ども置き去り事故がありました。この事故を受けて、この問題に取り組んでいる事業者の方にお話を伺ったり、小倉將信担当大臣と自見はなこ政務官へ緊急要望を提出するなどの活動を行っています。

このような事故をどうやって防いでいけるのか。党を越えて課題にフォーカスをして解決策を考える。こうしたアプローチが今後ますます必要になるのではないか、と感じています。

編集部:

政治家として今後、どんなことを成し遂げたいですか?

藤條氏:

私がやり遂げたいことは2つあります。

1つは、先ほどもお伝えした「子どもの事故予防」です。繰り返し起こっている子どもの事故が起こらない世の中にする。こうした世の中に変えていきたいな、と思っています。

もう1つは、「移動貧困社会」からの脱却です。近年はコロナ禍で、かなり移動が制限されてきた世の中でした。そんな中において感じたことは、「移動は生きることに直結している」ということです。いきいきと活動するために、移動は必須。だからこそ、移動がもっと潤滑にできる世の中にしたい、と思っています!

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