暴力団へのみかじめ料など店側にも罰則へ 宮城県が条例改正案

宮城県警は、暴力団へのみかじめ料や用心棒代の取り締まりを強化します。暴力団員に加えて、店側にも罰則が科されます。

県の暴力団排除条例の改正案では、仙台市青葉区の国分町や一番町、宮城野区榴岡など仙台市の繁華街18カ所が特別強化地域に指定されます。

特別強化地域内でみかじめ料や用心棒代を要求した暴力団員と支払った飲食店などに、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されることになります。

現在の条例では金品の授受があった場合、是正勧告や店舗名の公表を行うと規定されていますが、罰則の規定はありませんでした。

県警は「暴力団の伝統的な資金源を断つことで、暴力団の排除を推進してきたい」としています。

改正案は、2023年2月の県議会定例会に提出され、7月1日に施行される予定です。

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