シャープ、純利益予想9割減 コロナ禍のパネル需要が一服

シャープの業績(9月中間決算)

 シャープは4日、2023年3月期の連結業績予想の純利益を従来見通しから9割減となる50億円に下方修正すると発表した。新型コロナウイルス禍を背景に強まったテレビ向け大型パネルなどの需要が一服し、ディスプレー市況が悪化した。

 一方、受注が減っても海外の販売額は円安でかさ上げされるため、売上高は従来予想の2兆7千億円を据え置いた。

 4日発表した22年9月中間連結決算は売上高が前年同期比3.3%増の1兆2579億円、純利益が75.7%減の103億円だった。

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