
内閣府は4日、18歳以上の約83%が、たばこの煙を不快に感じているとの世論調査結果を公表した。受動喫煙対策のため多数の人が利用する施設が原則禁煙となった改正健康増進法が2020年4月に全面施行されたが、回答者の半数近くが引き続き対策強化を政府に求めており、多くの国民が受動喫煙に対する不快感や懸念を抱いていることが分かった。
調査では、煙を「不快に思う」と回答した人が56%強、「どちらかといえば不快に思う」と答えた人が26%強いた。男性ではこれらの合計が75%余り、女性では89%余りに上った。
不快に感じた場所は複数回答で、路上が最多の約70%だった。