オスカー女優J・ローレンス、『バッド・ブラッド』を降板 同人物の役を演じた女優の熱演見て決意

女優ジェニファー・ローレンス(32)が、映画『バッド・ブラッド』を降板した。アカデミー賞主演女優賞を受賞しているジェニファーは、血液検査会社セラノスの創立者エリザベス・ホームズ役を演じる予定だったが、アマンダ・セイフライド主演のドラマ『ドロップアウト~シリコンバレーを騙した女』を見た後、降板を決意したという。アマンダは同役でエミー賞を受賞している。

ジェニファーにインタビューしたニューヨーク・タイムズ紙記者のカイル・ブカナンは、ツイッターにこう投稿している。「ジェニファー・ローレンスが、アダム・マッケイの『バッド・ブラッド』のエリザベス・ホームズ役から降りたと彼女から聞きました」

「アマンダ・セイフライドが『ドロップアウト』でホームズを演じたのを見て、その結論にたどり着きました。『彼女は素晴らしいと思ったわ。「あれをやり直す必要はない」って感じ。彼女はやったのよ』」

ジェニファーは、同作で監督と脚本を担うマッケイ監督と『ドント・ルック・アップ』に引き続いてタッグを組み、主演並びに製作を担う予定だった。

ジャーナリストのジョン・キャリールーの2018年出版作『BAD BLOODシリコンバレー最大の捏造スキャンダル全真相』をもとに製作される同作では、スタンフォード大学を中退して医療ベンチャー企業セラノスを創業、多額の投資を集め当時話題の人となってゆくホームズの姿を描く。

しかし、その後同社の血液検査テクノロジーが主張していたような機能に欠けていることが発覚、ホームズは現在詐欺罪などに問われている。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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