横浜DeNAの平良拳太郎投手（27）が、右肘内側側副靱帯（じんたい）の再建手術（通称トミー・ジョン手術）からの完全復活へ確実に歩を進めている。育成契約で幕を開けた今季は2軍で実戦を重ね、7月末には支配下に復帰。「開幕ローテーションに入ることを目指してやっていきたい」と来季へ照準を定めている。
汗ばむ陽気の中、ストライドを目いっぱい伸ばして外野を駆けていた。平良は秋季教育リーグ「フェニックス・リーグ」に登板し、11月の本期間からチームの秋季練習に合流。「強い球を投げるためには下半身の力が必要。全身をうまく連動させるために下から土台をつくっていきたい」と原点に立ち返っている。
