横浜市、宿泊学習中にアレルギー食材誤提供 児童発熱 対応食用意も、情報共有されず

横浜市役所入口

 横浜市は4日、「市上郷・森の家」(同市栄区)で10月30日、宿泊体験学習中の児童にアレルギー食材を含む食事を誤って提供したと発表した。児童は倦怠(けんたい)感を訴え、発熱したため学習を中断して帰宅。現在は回復しているという。

 市によると、児童は保護者を通じて小麦アレルギーを報告し、施設側も対応食を用意していた。対応食は調理スタッフが配膳まで担うことになっていたが、一時的に持ち場を離れた際に配膳スタッフが小麦を含むソースをハンバーグにかけて提供した。スタッフ間でアレルギーの情報が共有されず、持ち場に戻った調理スタッフも確認を失念していたという。

 市は児童と保護者に謝罪。マニュアルの見直しを行い、再発防止を図るとしている。

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