
政府は、今月中旬に東南アジアで開かれる国際会議に合わせ、岸田文雄首相と韓国の尹錫悦大統領による会談を開催する方向で調整に入った。弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮への対応で結束を確認。元徴用工問題で停滞してきた日韓関係の改善を目指す。会談形式に関し、非公式な「懇談」と位置付けるかどうかなど検討を続ける。岸田氏とバイデン米大統領との会談も調整。日米同盟の抑止力強化を確認する見通しだ。政府関係者が4日、明らかにした。
11日からカンボジアで開かれる東南アジア諸国連合関連の首脳会議と、15、16両日にインドネシアで開催される20カ国・地域首脳会議を想定している。