
ロシアのプーチン大統領は4日、併合を宣言したウクライナ南部ヘルソン州で一般市民が軍事作戦で被害に遭わないよう「危険な戦闘地帯から退避させる必要がある」と述べた。同州などで活動するボランティア代表らとの面会で語った。一部の住民が集団退避を余儀なくされている現地での苦戦を認めた形。
ヘルソン州ではウクライナ軍が反撃を強め、現地のロシア側「行政府」は州都ヘルソンが位置するドニエプル川西岸などの住民数万人を安全な場所に退避させている。
タス通信によると、同行政府の幹部ストレモウソフ氏は4日、ヘルソン市に24時間の外出禁止令を出したと通信アプリで表明した。