「勝って地元の人に恩返しをしたかった…」はつかいちサンブレイズ、中四国No.1決定戦で準優勝

女子硬式野球チーム「はつかいちサンブレイズ」が、ルビー・リーグ初代チャンピオンを目指して、決勝トーナメントに挑みました。

【写真を見る】「勝って地元の人に恩返しをしたかった…」はつかいちサンブレイズ、中四国No.1決定戦で準優勝

ルビー・リーグとは今年4月から始まった中四国の女子硬式野球14チームによるリーグ戦です。高校・大学から社会人チームまでが、一つのリーグで戦い上位4チームが、きのう決勝トーナメントに挑みました。

はつかいちサンブレイズの準決勝の相手は高知中央高校です。

初回ツーアウト1塁からサンブレイズの主砲4番・御山真悠(みやま・まゆ)が豪快なスイングで右中間を破るタイムリースリーベースを放ち先制すると、

4回には、8番・森田梨穂香(もりた・りほか)がレフト頭上を超えるツーベースを足がかりに次々ヒットを積み重ね打者一巡の猛攻をみせます。この回一挙5点を奪い8対0でコールド勝ち。決勝へとコマを進めます。

決勝の相手は強豪・IPU環太平洋大学。サンブレイズの絶対的エース磯崎由加里(いそざきゆかり)が先発のマウンドに立ちます。磯崎は、精度の高い変化球を織り交ぜ序盤からIPU打線を押さえ込みます。

しかし4回。内野の守備が乱れて送球がそれるエラー。先制点を許してしまいなおもランナー2塁とピンチを背負います。ここは、キャプテン戎嶋美有(えびすじま・みゅう)ファインプレー。追加点を許しません。

するとそのウラ。2アウトながらランナー2塁とチャンスの場面で5番・田中愛莉(たなか・あいり)。センターへ抜けるタイムリーでサンブレイズがすぐさま同点に追いつきます。

その後、両チーム譲らず延長8回からタイブレイクに突入。

8回表、エース磯崎は粘りのピッチングで2アウトまでこぎつけますがここで相手打者のあたりが…不運にも野手の間にポトリ。

サンブレイズはその裏、追い上げますがあと一歩届かずゲームセット。ルビー・リーグ初代チャンピオンには届きませんでしたが、堂々の準優勝です。

【岩谷美里監督】
悔しい気持ちでいっぱいなんですけど、まあそれ以上に、力が足りなかったのかな、っていうところで、次に向けて切り替えていこうというところです。

【戎嶋美有主将】
いつも球場の周りの団地の方々は凄く応援してくださっていて、今回は負けてしまったんですが、やっぱ勝って恩返ししたいなと思います。

© 株式会社中国放送