NY株反発、401ドル高 5日ぶり、利上げ緩和期待

ニューヨーク証券取引所

 【ニューヨーク共同】4日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反発し、前日比401.97ドル高の3万2403.22ドルで取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)が12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げのペースを緩めるとの期待感が高まり、買い注文が広がった。

 朝方発表された10月の米雇用統計で失業率が3.7%と前月より0.2ポイント悪化したことが利上げペース減速の思惑を誘った。上げ幅は一時610ドルを超えたが、米長期金利の上昇を警戒した売りに押されて60ドル超下落する場面もあり、荒い値動きとなった。

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