鯖江市職員が共済預金37万円を横領、懲戒免職に 預金の運営事務を担当

福井県の鯖江市役所

 福井県鯖江市は11月4日、市職員共済会預金のうち37万1千円を横領したとして、2日付で同預金の運営事務を担当していた職員課の男性主事(24)を懲戒免職処分にしたと発表した。男性主事を監督する立場にあった総務部長を戒告処分、職員課長と職員課参事の2人を減給処分(10分の1、1カ月)とした。

 横領した金は10月30日までに全額返済された。処分の重さなども踏まえ、共済会は刑事告訴しない方針。共済会会長の中村修一副市長らが4日、臨時記者会見を開き陳謝し、副市長も給料の10%相当額を1カ月分、自主返納すると説明した。

 市によると、共済会預金は職員の慶弔費や福利厚生のための預金。市と鯖江・丹生消防組合職員の会費と、市からの負担金の二つの会計で構成している。 ⇒男性主事の横領手口、お金の使い道

© 株式会社福井新聞社