【馬の年齢】馬の年齢ってどこをみたら分かるの?

馬の年齢について考えたことはありますか?人間が馬と関わるうえで馬の年齢はとても大切な要素です。もし年齢を気にせずに馬と接してしまうと「過度な運動をしてしまう」「不適切なエサをあげてしまう」など多くの弊害が出てしまいます。
そこで、この記事では馬の年齢の確認方法について詳しく解説します。この記事を読めば年齢の見方、馬の年齢を人間に換算したらどうなるのかなどについて理解できますので今後の乗馬ライフに活かしてみてください。

歯を見たら分かります!

馬の年齢は「歯の本数で見分けられる」という情報があります。しかし年齢を歯で判別する際に必要な前提知識として、「乳歯は数か月で、永久歯で5、6歳で生えそろう」「大人になって歯がすべて生えるとオス(セン)の場合で40本メスの場合で36本(狼歯を含めず)」ということを確認しておきましょう。
それらのことを知っておけば、あくまで便宜上ですが、馬の永久歯を数えただけで概ね年齢が確認することができます。いざ実際に馬の歯をのぞいてみましょう!

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馬の年齢の計算方法

馬の年齢は人間のように誕生日になると1歳あがるというシステムではありません。馬の年齢は生まれた瞬間から12月31日までを0歳とし、1月1日からは1歳となります。つまり同じ年に生まれた馬はすべて翌年の1月1日に全馬そろって1歳になるということです。
ここで気を付けるべきなのが昔と現在とでは馬の年齢の数え方に違いがあるということです。現在は生まれた瞬間は0歳となっていますが2001年以前は生まれた瞬間を1歳として数えていました。これは競馬の国際化にあたって日本と海外の年齢の数え方に違いがあり、ややこしくなるため2001年に日本の数え方を海外に合わせたことによって変化しました。

馬の年齢を人の年齢にすると・・・

人間の20歳と馬の20歳とでは大きな差があります。20歳は人間は最も活発な年齢なのに対し、馬では衰えがみえるほどの年齢となっています。では馬の20歳は人間に換算すると何歳くらいなのでしょうか。
以下の記事ではその簡単な計算方法について解説します。パートナーとなる馬の人間換算年齢を知って適切なお世話をしてあげましょう!

馬の年齢は人間の約6倍

一般的に馬の年齢は3歳までは人間の6倍。4歳以降は人間の3倍として計算されます。例えば馬の3歳では人間でいう18歳。馬の15歳では人間でいう54歳ということになります。計算式にすると次ようになります。
(馬の年齢-3)×3+18=人間の年齢
このようにみれば5~7歳ほどで競馬を引退する馬が多いことや、馬の寿命が25歳前後と言われていることにも納得ですね。

歯以外の見た目で年齢を区別する方法

最初の章で歯の本数による年齢を概算で見分ける方法を紹介しました。しかし、馬の口を開けるのも歯を1本1本数えるのも大変ですよね。そこでざっくりと年齢がわかる程度ですが簡単な見た目で年齢を判断できる方法を紹介します。それは以下の通り。
・0~3歳→まだ体が小さく筋肉が発達しきっていないため細く見える。顔つきが幼く見える。
・3~7歳→大人となり筋肉がしっかりと付いている。毛並みに張りがある。
・7~15歳→だんだんと性格が丸くなってくる。ケガが増えてくる。
・15~25歳→筋肉が衰えあばら骨などが浮き出る。毛量が減ってくる。
これらのことを覚えておけばざっくりとした年齢が分かります。ぜひ試してみてください。

まとめ

この記事では馬の年齢について詳しく解説しました。いかがでしたでしょうか。普段何となく触っている馬でも年齢を知れば「私と同じくらいの年齢だな」「私よりもずっと年上だな」などと考えながらお世話するとさらに楽しくなるかもしれません。また、老いた馬であればケガを心配したり甘いものをあげすぎないなどのエサへ配慮することへのきっかけとなります。馬の年齢について理解を深め、馬のことにも気を使える一人前ライダーを目指しましょう!
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