【▲ 通信衛星「Hotbird 13G」を搭載して打ち上げられた「ファルコン9」ロケット(Credit: SpaceX)】
スペースXは日本時間2022年11月3日に、同社の「ファルコン9」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていた通信衛星「Hotbird 13G」は無事に軌道へ投入されたことを、スペースXやユーテルサットが公式サイトにて報告しています。
打ち上げに関する情報は以下の通りです。
■打ち上げ情報:ファルコン9(Hotbird 13G)
ロケット:ファルコン9 ブロック5
打ち上げ日時:日本時間2022年11月3日14時22分【成功】
発射場:ケープカナベラル宇宙軍基地(アメリカ)
ペイロード:Hotbird 13G
■ペイロード情報:Hotbird 13G
Hotbirdは、ヨーロッパ最大級の衛星放送サービスを手掛けるフランスの通信衛星運営企業「ユーテルサット」の通信衛星です。同社は対応地域である「ヨーロッパ・北アフリカ・中東」などの1億6000万世帯以上に、約1000の放送チャンネルを提供しています。
ユーテルサットは現在3機のHotbirdシリーズ(Hotbird 8/9/10)を運用していますが、いずれも稼働年数がすでに14年を超えているなど設計寿命に近づいています。今回打ち上げられた「Hotbird 13G」と10月15日に軌道投入が成功していた「Hotbird 13F」の2機は、これら既存の3機を置き換える予定です。
なお、Hotbird 13FとHotbird 13Gは、どちらもエアバスの衛星バス「Eurostar-NEO」に基づいて製造された同型機です。
【▲通信衛星「Hotbird 13F」のイメージ図(Credit: EutelSat)】
【▲試験中の「Hotbird 13F」(Credit: ESA)】
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文/sorae編集部 速報班