栃木県教委は4日、県内全中学3年生を対象に実施した2022年度の第1回進路希望調査(10月1日現在)の結果を発表した。県立高全日制への進学希望者は定員1万1475人に対し1万3011人で、倍率は前年同期比0.04ポイント減の1.13倍となった。倍率が2倍以上の学校・学科は3校4科(系)。一方、定員に満たない学校・学科は31校57科(系)に上った。
23年3月の中学校卒業予定者数は国公私立など計182校で計1万7603人。97.8%に当たる1万7212人が私立や県外を含めて進学を希望している。
県立高全日制で最も倍率が高かったのは宇都宮中央高普通科の2.42倍。宇都宮工業高建築デザイン系が2.35倍で続いた。
一方、1倍を切ったのは前年同期比9科増。矢板高電子科が0.28倍で最も低かった。
県立高定時制への進学希望者は197人で、倍率は同比0.01ポイント増の0.35倍だった。
県立特別支援学校宇都宮青葉高等学校への進学希望者は107人で、倍率は同比0.29ポイント増の1.34倍となった。
県外への進学希望は1265人で、卒業者全体に占める割合は同比0.5ポイント増の7.2%。このうち定時制・通信制は108人増の625人だった。就職希望者は55人。
第2回調査の結果は来年1月5日に公表を予定している。