住宅地の畑に「ヘビ2匹逃がした」事業所から小山署に届け出

小山署

 4日午後、茨城県土浦市の人材派遣事業所の責任者らが、「社員が小山市土塔の社員寮近くの畑にヘビ2匹を逃がしてしまった」と小山署に届け出た。

 同署によると、逃がしたのはいずれも「ボールニシキヘビ」とみられ、体長50~100センチ。茶色で全体に斑紋がある。おとなしくて毒がなくペットとして飼われるケースがあるという。

 ヘビは元従業員男性が同所の社員寮で飼育していた。事業所の社員らが2日、退職し連絡が取れなくなった元従業員の部屋を整理していた際にヘビを見つけた。社員の1人がボールニシキヘビは人に危害を与えないとして、同所の住宅地内にある畑に逃がしたという。

 話を聞いた別の社員らが周囲を探したが見つからず、4日に同署に届け出た。同署はルリちゃん安全メールで「発見した際は念のため手を出さないで、警察に連絡してください」と配信し、注意を呼びかけた。

 ボールニシキヘビは飼育に許可が必要な特定動物ではないため、同署は捜索などは行わないとしている。

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