台湾人義勇兵がウクライナで戦死 9月にロシア軍との戦闘に参加

 【台北共同】ウクライナ最高会議(議会)のオレクサンドル・メレシュコ議員は、ウクライナ入りし義勇兵としてロシア軍との戦闘に参加していた台湾人男性(25)が戦死したと明らかにした。台湾の中央通信社が5日、報じた。

 男性は台湾東部・花蓮県出身の曽聖光さん。9月にウクライナの武装部隊に加わった。今月2日、東部ルガンスク州の戦闘で負傷し、出血多量により死亡したという。

 「台湾友好グループ」会長を務めるメレシュコ氏は曽さんの犠牲に悲しみを表明した上で「台湾人とウクライナ人の模範となり、自由のために戦い続ける力を与えてくれた」と語った。

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