地元産広葉樹でオフィス棟、岐阜 三セク、可能性広げる

「飛騨の森でクマは踊る」が建てたオフィス棟=10月、岐阜県飛騨市

 岐阜県飛騨市の第三セクターが8月、建材に不向きとされる広葉樹で市内にオフィス棟を建てた。地元に生えるブナ、ミズナラといった広葉樹は細く曲がった木が多い。はりや柱にするのは難しいが、板状に切った木を重ねて強度を確保した。林業再興へ国産材の利用が求められている。国内森林の半分を占める広葉樹の可能性を広げる試みとして注目されそうだ。

 三セク「飛騨の森でクマは踊る(通称ヒダクマ)」は15年の設立以来、地域資源である広葉樹の活用に取り組み、デザイナーと連携し独創的な家具を作ってきた。

 取締役の井上彩さん(40)は「広葉樹でも建築に使えることを体現した」と話した。

© 一般社団法人共同通信社