糸魚川市能生の栄町悠々クラブ「大菊友の会」(猪又芳夫会長)は3日、町内の通りで第8回菊花展を開いた。
今年は愛好者の会員6人が、過去最多の合わせて大小220鉢を出品。1人30~50鉢と年々栽培を増やし、新たな品種にも挑戦するなどして熱心に菊作りに励んでいるという。
大菊の3本立てをメーンに7本立て、5本立て、だるま作り、福助作り、ミニ盆栽などを展示。ずらりと並んだ大輪の花が秋の陽光を浴びて一層鮮やかな彩りを広げ、訪れた住民の目を楽しませた。
地元では秋の風物詩として親しまれるようになり、「今年もきれいだね」「上手に育てたね」と話しながら和やかに観賞して住民同士の親睦を深めた。
猪又会長(76)は「今年の出来栄えはいい。出展者が一生懸命に世話をしてきたたまもの」と話し、「菊花展が町内の交流のきっかけとなり、活性化につながれば」と願った。
8日まで、能生生涯学習センター1階で約20鉢を展示する。