
【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会で北朝鮮の一連の弾道ミサイル発射を協議する4日の公開会合で、米国はロシアと北朝鮮の接近に警戒感をにじませた。国連でロシア寄りの姿勢を崩さず、砲弾供与も取り沙汰される北朝鮮との関係は、ロシアにとって重要性を増している。
トーマスグリーンフィールド米国連大使は会合で、ロシアに対し「ウクライナ侵攻に充てる兵器購入を理由に安保理の責任を放棄して良いわけではない」とくぎを刺した。米政府高官は北朝鮮が大量の砲弾を中東などに送るように装い、ロシアに供与している情報があると明らかにしていた。