国内外の芸術家や著名人の作品などを集めたチャリティー展「第75回歳末助け合い美術展」（山陽新聞社会事業団主催）の会期は6日まで。最終盤の5日も、会場の山陽新聞社（岡山市北区柳町）には美術ファンらが訪れ、お気に入りを探しては入札していた。
389人・団体から寄せられた工芸品や絵画、書など約500点を展示。白磁の重要無形文化財保持者（人間国宝）前田昭博さん＝鳥取市＝の「白瓷（はくじ）壺」、備前焼の岡山県重要無形文化財保持者・隠崎隆一さん＝瀬戸内市＝の「備前台付花器」といった作品をはじめ、サッカーJ2ファジアーノ岡山で活躍する選手のサイン色紙なども並ぶ。
初めて訪れたという一般社団法人役員男性（68）＝岡山市中区＝は「備前焼や洋画に興味があって来た。多彩な逸品が並んでいて鑑賞するだけでも楽しい」と話した。
6日は午前10時～午後4時。入場無料。落札結果は会期終了後、郵送で通知する。12、13日に山陽新聞社で代金と引き換える。落札後のキャンセルはできない。概要は同事業団のホームページでも確認できる。
