
【キーウ共同】ウクライナのデジタル転換省のデュビンスキー次官は5日までにオンラインで共同通信の単独インタビューに応じ、偽情報の拡散を阻止するため「IT軍」がロシアの防衛産業やクレムリン(大統領府)に近いメディアなど約8千に上る標的にサイバー攻撃したと明らかにした。ロシア政府系天然ガス企業ガスプロムやクレムリンへの攻撃は「成功した」と主張した。
サイバー空間で展開される攻防戦は近年激化している。デュビンスキー氏は第三国をも巻き込む「新たな次元」と指摘し、情報戦を制する重要性を強調した。
IT軍は推定21万5千人規模。正規の軍ではなく身元を特定できない集団。