熊本地震の記憶継承して ワンピース像と震災遺構を紹介するアプリ、熊本県立大生ら開発

ワンピース像や震災遺構を紹介するアプリを開発した県立大の学生ら=2日、県庁

 熊本地震の復興支援を目的に、熊本県内各地に設置された人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」のキャラクター像を紹介するスマートフォン用アプリ「IKOU」を、県立大の学生らが開発した。震災遺構を解説する機能も付いており、「地震の記憶継承に役立ててほしい」という。

 県立大総合管理学部で飯村伊智郎教授のゼミに所属する4年生6人が、2年をかけて開発した。「IKOU」は「(被災地に)行こう」と「遺構」をかけた造語。

 アプリを起動すると、各地に設置された全10体のワンピース像のほか、布田川断層帯(益城町)や旧東海大阿蘇キャンパス(南阿蘇村)など周辺にある震災遺構の画像が360度の範囲で表示される。位置や地図情報と連動すれば、像を巡る際のルートも確認できる。

 ゼミ生らは2日、県庁で記者会見し、代表の藤川裕生さんが「熊本を訪れる幅広い年代の人に使ってほしい」と呼びかけた。

 蒲島郁夫知事は「経済効果が高まることも期待する」としており、県は、このアプリを使ったスタンプラリーを開催中。全10体を回ると抽選で記念品がもらえる。応募は来年2月末まで。(髙宗亮輔)

熊本地震の震災遺構周遊アプリ「IKOU」のホーム画面

© 株式会社熊本日日新聞社