7月に93歳で亡くなった、韓国人被爆者の李鍾根さんをしのぶ会が開かれました。
16歳の時に広島で被爆した李鍾根さんは、在日韓国人2世で被爆者であることを長年伏せていましたが、83歳から実名で被爆証言を始め韓国人被爆者団体の委員長も務めました。
6日に広島市内で開かれた、しのぶ会には、李さんと活動を共にした被爆者や伝承者ら、約100人が集まり思い出を語りました。
被爆体験を継承する会 甲斐晶子さん
「心の底から人と人が争うこと、戦争を憎み平和を求め、93歳になっても(核廃絶の)署名活動を続けられました」
李さんの被爆体験は8人の伝承者が語り継いでいるということです。