ピケの「バルセロナデビュー戦」、どんなスタメンだったか覚えてる?

先日、ついにバルセロナを離れることを明かしたジェラール・ピケ。長く最終ラインを支えたレジェンドは、涙ながらにファンへ別れを告げた。

彼はバルセロナの下部組織出身であるが、一度マンチェスター・ユナイテッドへと移籍したあと、2008年に復帰してトップチームにデビューしたという経歴があることは有名。

ピケがバルセロナの公式戦で初出場したのは2008年8月13日のチャンピオンズリーグ予選、ヴィスワ・クラクフ戦の75分だった。この試合のスタメンを振り返ってみよう。

GK:ビクトル・バルデス

現在:指導者

バルセロナのスタイル「ティキ・タカ」に合致した足技とスイーパー的プレーで一時代を築いた名GK。2018年に引退したあとはユース年代で指導者を務め、2019年にはバルセロナに戻ってフベニールAを指揮した。その後3部のオルタで初めてシニアのチームを指揮したが、昨年で退任している。

右SB:ダニ・アウヴェス

現在:現役選手(プーマス所属)

バルセロナを一度退団したあと、ユヴェントスや、PSG、フラメンゴに所属したものの、チャビ・エルナンデス監督の呼びかけに応じて昨年復帰。半年間契約ながら人材不足のチームを救い、今年メキシコの名門プーマスへと加入した。来年40歳ながらもまだまだブラジル代表選手。ちなみに75分にピケと交代したのが彼。

CB:ラファ・マルケス

現在:バルセロナ・アトレティック監督

ボランチやセンターバックをこなすメキシコ代表のユーティリティプレーヤー。バルセロナで長く活躍したあと、2010年にアメリカへと移籍した。2018年にアトラスで引退後はそのままスポーツ部門のチーフに就任したが、1年で辞任して指導者に。現在はバルセロナのBチームで監督を務めている。

CB:カルレス・プジョル

現在:代理人

モフモフヘアーと恐れを知らない果敢なディフェンス、そして強烈なリーダーシップを持っていたバルセロナの魂。慢性的な怪我のために引退を余儀なくされたあと、フアン・マヌエル・リージョから指導者の誘いがあったそうだが固辞し、現在は代理人や解説者を務めている。

左SB:エリック・アビダル

現在:フロント業

2007年にリヨンから加入したフランス人DF。バルセロナでは肝臓腫瘍を患って2度の手術を受け、肝移植を余儀なくされる。その状況からピッチに復帰したときには大きな歓声で迎えられた。引退後、2018年にフットボールディレクターとしてバルセロナに復帰したものの、2020年に解任されている。

DMF:セイドゥ・ケイタ

現在:マリ代表スタッフ

マリの歴史上最高のサッカー選手として知られる左利きのボランチ。セビージャから2008年に加入し、中盤の貴重な戦力として活躍した。2012年に契約満了で退団し、中国に渡っている。引退後は指導者になり、現在はマリ代表のスタッフだとのこと。

CMF:アンドレス・イニエスタ

現在:現役選手(ヴィッセル神戸)

バルセロナで強烈な印象を残した世界最高のオールラウンドMF。チャビ・エルナンデスらと共に強烈な中盤を作り上げた。2018年に退団後は日本を新天地に選び、現在もヴィッセル神戸でプレーしている。

CMF:チャビ・エルナンデス

現在:バルセロナ監督

「ティキ・タカ」の根幹として攻撃を司った伝説の司令塔。チームを離れたあとはカタールへと渡り、アル・サッドで選手として活躍し、そのまま引退して監督に就任した。そこで結果を残したことでバルセロナに呼び戻され、昨年から指揮をとることになった。

右WG:ペドロ

現在:現役選手(ラツィオ)

バルセロナの下部組織から昇格した生え抜きのアタッカー。小柄ながらも両ウイングで一貫性ある働きを見せ、ゴールにアシストにと活躍した。2015年にチェルシーへと移籍したあとはローマ、ラツィオと渡り歩いており、35歳の現在も現役。

左WG:ティエリ・アンリ

現在:解説者、ベルギー代表アシスタントコーチ

アーセナルから加入したティエリ・アンリ。世界有数のストライカーだった彼であるがバルセロナでは左サイドで起用され、本領発揮とはいかなかったものの、それでもある程度の結果を残しているのはさすが。現在は指導者と解説者として活躍している。

FW:サミュエル・エトー

現在:カメルーンサッカー連盟会長

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レアル・マドリーで出番が与えられなかったあと、マジョルカを経てバルセロナに加入し、大ブレイクした。CL優勝に貢献した直後にイブラヒモヴィッチとトレードで放出され、インテル移籍初年度で再びCL優勝するという快挙を成し遂げている。現在はカメルーンサッカー連盟の会長。

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